バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

萬里は祈祷師【第一の人生】35の章

*登場人物*(昔のおかしな出来事を回想中)

・アンナ←夜時代の萬里の源氏名

・マスター←萬里の雇い主

・ダイ←マネージャー(マスターの実弟

・キョウ←お店の女の子(アンナのお目付役)

 

 

安定剤の力により

おとなしくなったアンナは

そのまま外のソファで

閉店まで放置されていたという涙

 

酔っ払いがたくさん

行き来する

飲み屋ビルの通路で

ミニスカの

うら若き女性が

意識不明で・・・8時間

 

全く無事だったというのも

不思議なんですけどねふぅ~ん

 

 

残りの???は・・・

・ロレックス=常連客の腕時計、一応謝罪の電話した。ロレックス返すついでに、飲みにいくという約束で和解。

・肩についた歯型=常連客、アンナが噛みついたので、噛み返したんだって。

 

この時

常連客も結構酔ってたらしく

応戦したものの

よく覚えてないって事で

なんとなく穏便に(?)終わった

 

マスター

ダイ

キョウ曰く

 

アンナの目は

普通の人間では無かった

 

叫ぶ言葉は

全く意味不明

 

視点が定まらず

誰とも視線が合わない

自分たちに敵意を

持っている様子では無かったが

何に向かって

攻撃をしていたのかも不明

 

あのアンナは

普通の女性の力では無かった

普通なら

男二人で押さえ込めば

制圧できるはず

 

明らかに他の誰かだった

 

マスターとダイも

あちこち打撲で

痛みがあるらしい苦笑

 

実に申し訳ないが

アンナであって

アンナでなかったので

許してほしいと

思いつつ

しばらく肩身が狭かった

 

そしてしばらく

格好のネタとなった

この時も

ツル先生のところへ

行く事を勧められたが

 

「そんなんじゃない!!」と

拒んだのを覚えている

 

その後

来店したお客さんの

何人かからは

「アンナさん、

この前大変だったね〜

もう大丈夫なん?」

って目撃者による

心配のお声が

ある度に

恥ずかしい思いをしたのです。

 

 

 

今思い返すと

何か憑いていたのは間違いない

意識は完全に

自分のものでは無かった

 

生きてる人間に

ストレスや疲れ、隙、

気分の落ち込みがあると

その時の感情に同調した

何かおばけが引き寄せられて

身体や意識を支配することがある

 

そんな時

通常の人間では

有り得ない力を

発揮する事も実際にある

 

って事を

この時身を以って体験していた。

 

萬里が襲われた

包丁女もだったなぁ

https://yorozudou-kenkyukai.com/?eid=33(21の章参照)

 

『何かが憑いてる』

であろう人間は

やっぱり目が

おかしくなるてのも共通点

 

大抵の場合

心身の負担になる

社会的信用を落とす

そんな良く無い念のヤツの方が

強く作用するみたいだ。

 

ただ、これは稀な事であって

よくある事ではないって事は

覚えててくださいね。

 

萬里はツル先生とのことが

色々あって

こういう事になっていただけ。

だったって事が

後々判明したのだから。

 

 

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