バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

萬里は祈祷師【第一の人生】39の章

*登場人物*

・萬里←なんか色々感じ取ることが、多くなってきた気がする今日この頃な感じ

・ダーリン←とか呼んだりしねぇけど、萬里の彼氏(のち旦那)

 

 

 

萬里はお布団に潜ったまま

さっきの勢いもあり

神経ピリピリして

眠れやしない

 

どれくらい経った頃か、

息子を連れて

外出から帰って来た

 

なんか息子とボソボソ話してる

 

こっちへ来る足音が聞こえる

 

寝室へ入って来て

ベッドの淵に座った

 

イライラするし

ムカつくし

萬里は反対向いたままさ

 

ダー「あれ、捨ててきたけん。

それだけお前と一緒に

おりたいて思っとるけん、

嘘ついてごめんなさい・・・」

 

嘘が雑ふぅ~ん

 

その時

萬里は何て言ったか

覚えてない

 

何しに外出したのか

後でコッソリ息子に聞いたら

息子「川に連れて行かれて

オレ捨てられるのかと思って

ビクビクしてたら

何かを川に投げてたよ。
んで、戻って来て

『ごめん』て言われて帰ってきた、

ビビった~アセアセ

 

まぁ、

どこのカップルにも

ありがちな話

 

 

付き合い始めて一年後
「結婚したい」と言われ

 

両家の両親に挨拶

 

すぐに披露宴とは考えていない

 

引っ越しと同居は決定している

 

先に

結婚式と入籍を済ませるために

たしか

一番良い日取りを

塚先生にお尋ねに行ったな

28歳で二回目の結婚をした

ダーリンは一つ年下の初婚

 

一応目標の30歳前

 

結婚後は

新居へ引っ越したのだけど

 

またクローゼットから

気持ち悪い空気が・・・ふぅ~ん

そりゃ、もちろん

今度はすぐに整理したさ、

ストレスは身体に良くない

 

クローゼットからは

歴代の彼女の写真や手紙・・・

出てくる出てくる

 

普通、引っ越しの時に

整理するもんじゃないの?!

 

こういう場合って

 

目につかないように、

心配させないように

気付かせないように

 

それって、相手に配慮する、

思い遣る、誠実でありたい

てことになると思うんだ

 

萬里はもちろん

 

時には浸りたい

昔の思い出だろうと

心残りの証明だろうと、

かつての男性の影は

ダーリンが目にした時に

良い気持ちはしないだろう

と思うし不誠実だと思ったので

全て処分した

 

それとこれとの差涙

この結婚に対する不安は

拭いきれない

また、眠れなくなるのは嫌やし

ただでさえストレスに感じると

過呼吸の発作もあるし

 

すぐに

本人の目の前に突き出して

どういうことか?と尋ねる

 

ダー「特に何も考えてなかった。」

 

こいつ懲りてないわ

て言うか

人の立場になって

物を考えることができない

人みたいだ涙

 

やっぱり気遣いとか

配慮とかないのか・・・

 

こんなモン即刻処分だエクステンション

それはケジメとして

自分の手で捨ててもらう主義

 

少しは学習しろやびっくり

 

結婚と同時に

『主婦』になった

相変わらず

何かの気配や

発生源不明の悪臭に悩まされる

 

結婚したいと言われた時
「もう飽きるほど遊んだ?」と

聞いた

前の結婚では
数年間毎日のように

それで悩まされた

現在の萬里を知る人にとっては

誰も信じられない事だと思うけど

萬里は文句一つ言わず

相手に合わせ

全て我慢する女だった

喧嘩になると

頭に血が上って

倒れてしまうという

おかしな症状もあったから

 

萬里が我慢すれば済む事
それが当たり前だと思ってた

 

結果、爆発して

当時の旦那の寝こみを襲って

加害者になりそうなことに

なってしまった

人の我慢には限界がある
言いたいこと・言うべきことは

その都度小出しにして
きちんと相手に言おう!

何事も早期解決と

その、21歳の時に決めたのです

 

結婚早々にこんなことがあったけど

若かりし頃に決めた↑コレ

に沿って今回は早めの小出し

 

欲や激昂する感情を

捨てることはなかなかできないけど
コントロールしたり

抑制したりはできることだと思う

 

萬里は歳を重ねるに連れ
「人としてどうあるべきか」を

よく考えるようになり

そこが足りてないと思う時に
人に対して怒りが

込み上げるようになった

 

そこに理不尽さは微塵もない

「人として」であるのだから

怒りに任せてるように見えて

自分の感情を乗せてる訳でもない

 

そうすると説得力も増すものだ

 

萬里は

喜怒哀楽の表現が下手だ。

素直じゃない。

可愛げがない。

と言われる。

 

かと言って

喜怒哀楽は人間だからこそ

あるものなので

萬里に怒り以外の感情が

ないわけではない

 

最初の18歳の結婚の時の経験から

怒り以外の素直な感情表現が

苦手になったのかも・・・

とも思う

 

二度目の結婚は

元気だったり寝込んだり、

主婦だったため

ベッドから出られない日が

続いても

なんら支障がなかった

しかし寝込んだからと言って

ダーが家事をやるということもなく
いつも助けてくれる

息子に迷惑かけてるなぁ・・・と

申し訳なく思いつつも
身体はいつも

いうことをきかない日々

霊のせいで体調が悪く、

家事ができないとか
普通に考えれば

怠けてる、

言い訳してるとも捉えられる

 

これがまかり通る環境
今思えばとても恵まれていた。

 

ん?逆に考えると、

 

不調に身を任せられる環境になった

イコール

霊的なことだけに

意識を持っていける環境

 

だから

不調が酷くなって

いったのかもしれないなぁ・・・ゆう★

 

 

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