バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

萬里は祈祷師【第一の人生】40の章

*登場人物*

・萬里→2回目の結婚して主婦になった

・ダーリン→彼氏から旦那様になった(出張が多い職業)

 

 

萬里二度目の結婚で

ついに主婦になる!

 

そんな萬里の旦那様

ダーリンは飲みに行くことが多い

萬里も『飲み屋』をしていたし

出会ったのも『飲み屋』

特に心配はしてない

 

ただ、萬里は

元々眠りが浅いのもあって

少しの物音でも

すぐに目が覚めてしまう

 

どうかすると

エレベーターの扉が開いて

人が降りたタイミングで

目が覚めてしまう事もある

 

犬と同じくらいの感覚だ

寝付くのも

毎日2~3時過ぎが当たり前

 

やっと眠りに落ちたかな〜

って頃のその時間に

中途半端に帰って来て

起こされるくらいなら

 

「いっそ0時前までに

帰ってこれんなら、
朝まで帰って来るな!」

といつも言っている

 

その頃のダーリンが

付き合いをする人間は

私とは違う部類の

少し特殊な人が多かった

色々と感化されることも多く
萬里から見れば

「なぜそんなに憧れ慕って

付いていくのだろう??」
という疑問ばかり

 

ダーリンは、

今の仕事

1つの職業しか経験がなく
同じ職業の団体

狭い環境の中で

同じような価値観、

同じような考えの中で生きている

世間一般とは

少しズレているところがある。

 

萬里最初の結婚は18歳で

子供ができたのが先

お腹の大きな状態で結婚式

という流れだったから

今度は世間でいう

『順序通り』に拘っていた

 

普通に憧れるのは今も同じ

 

息子が三年生の頃に

ダーリンと出会ったのだけど
息子とは

初対面の時から相性がよかった

これが

萬里がダーリンを選んだ

理由の一つ

 

もう一つは

暴力を振るわない人

最初に会った時の

「この人と結婚する!」というのは
ビビビッときたのではなく

実は、未来がわかった瞬間

だったのかもしれない

 

だけど
ダーリンを

完全に信用してない部分が

萬里の中にあるのも確か

 

結婚までのほんの一年だけど

不信感を持つ要素は

色々あったしね

 

でなくとも

誰でも、

ひどい目に遭わされた経験があれば

多少の人間不信やトラウマは

抱えるもんだと思う

 

トラウマになった出来事と

似たような状況の中で

似たような立場に立つ人の支えで

克服できたりする事もある

 

この時の萬里は

そんな繊細なことに対する

フォローも

ダーリンに期待していた

 

残念なことに

そんな気遣いや繊細さを

理解する能力に乏しい

ダーリン・・・

 

『そこんとこ何があったの?!』

な部分は

ここで書く内容には

そぐわないので

まぁ、ご想像でw

 

結婚は決意したし

籍も入れる

一緒にも住むし

家族になる

 

だけど

萬里は結婚してすぐに子供を

作る気にはならなかった

というより

作りたくなかった

 

それは

息子とダーリンの

親子としての関係が

きちんと出来上がってからでないと

嫌だって気持ちがあったから

 

ダーリンは萬里と出会う前に

大事故に合い

障害者等級を持っていた

 

ダーリンは身体を使う仕事

仕事復帰は不可能とも

言われたらしく

そんな逆境から

立ち上がり

復帰して当たり前に仕事を

しているところが尊敬できるなぁ

 

と、出会った頃には

思ったりもしていた

 

萬里の方程式

尊敬=信頼=愛情

 

尊敬、信頼がなければ

全力で愛情を注ぐことができない

 

ダーリンは事故後手術して
スネに金具を入れていたらしく
結婚前に

その金具を外す手術をしていた

 

その後の経過が悪かったのか

痛みが取れずにいた

入院するような

症状ではないようだけど

復帰はしているものの

仕事には支障が出ていた

 

色々な所へ

お金をかけて定期的に

治療には行っていたが

イマイチ

すっきりしないらしい

 

 

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