バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第一の人生】78の章

*登場人物*

・萬里→主婦!出産後体調悪し(気分転換に、昔から仲良しの林さん経営の美容室へ来ている)

・店長→林さんの新店舗を任された店長(20代)

 

 

十数年ぶりに

林さん以外の美容師に

髪の毛をカスタマイズ してもらいながら 他愛もない会話をしていた

 

今日この店で

働いてる美容師さんは

トータル3人だと

いうことですが

鏡越しに見る萬里の目には4人

映っておりまぁす

 

時間が経つにつれて 頭がボーッとしてきた

今にも破裂しそうな膨張感

 

やっぱり三角の場所は 落ち着かないな〜とか

まだ終わらんのかな〜とか

あの4人目の人は何者なのかなぁ〜とか

ボーッと考えていた

今萬里の髪の毛を触っている

この店長の体の一部が黒く感じる

だからと言って

この時の萬里に その意味なんてわからない

美容室へ行くと

必ず起こる現象がある

美容室来る→長時間座る→高熱が出る

実は10代の頃からの お決まりパターン

 

体調悪い事も

スタッフが一人多い事も

黙ったまま

一通り終わるまで我慢した

 

意識朦朧としながら 子供を預けていた 実家まで必死に帰り

体温を測る

ほんの数時間で

熱は39度を超えていた

力尽きそのまま 寝込んでしまったゆう★

 

今なら分かる事 下水や人工的なパイプにより 地中で水が流れる場所の上に、

人が長時間過ごす スペースを作っちゃダメ

 

体感では実際には わからない人工的な

流れなんだけど その影響で

本来の身体の流れが狂い 体調を壊してしまう

 

そして人の魂が宿る 髪の毛を

バサバサ切り落とすハサミも

手入れ(浄化)は 十分にしていただかないと ダメ

 

なぜ『丑の刻参り』の

藁人形に髪の毛が 使われるのかを考えたら お解りだろう

 

こういうのも、まぁ 経験しなければ実際には わからなかった事だけど・・・

 

この新店舗

場所は駐車場も広く 目立つ場所で外観も中も オシャレなのに 客足は伸びなかった

一応林さんには来店の都度

気になる点はいくつか伝えていた

 

『あの店長は、そろそろ 気をつけてコミュニケーションを 取っといた方がいいよ! 最近ちょっと怪しいから・・・』

 

事前情報として入れといたが 間に合わなかったのか 手を抜いたのか

店長はその後お金を持ち逃げ

後任の人材がおらず 久留米支店は1年ちょっとで 閉店となった。

 

あ、最後まで

4人目のスタッフの存在は

黙ってましたよ

 

だって、言ったところで

それが何かもわからないし

萬里は何もできないからね

 

萬里の不調はその後も続く リウマチに似た症状も 半年続いてる

これに関しては

もう諦めかけていた時 たまたま同じ年の子を持つ 友人が 「妊娠中にもらってたんだけど 封も開けずに飲まなかったから 飲んでみたら?」

と言って 女性特有の症状に効く 漢方をくれた

 

その頃は色々病院へも通って 薬も飲んでたし

注射も定期的にしてたから どれが効いたのかは わからないけど

 

その漢方を飲み始めて 1瓶無くなった頃 気がつけばリウマチ症状は 消えていた

 

それと痛みから解放されて

もう一つ気付いた事が・・・

 

それは出産前より 感が強くなってること

 

だって今までは

美容室の時のように 実際は3人のはずなのに

4人に見えるって事を 断定的に何か居る!と 思うことなんか 無かったはず・・・

 

だってそういうのって

いつも気のせいだったし・・・

 

子供の頃からの癖と 村さんのおかげで 全て「気のせい」で済ませ られるように やり過ごせてたはずだから

 

やっぱり

確信なんか持ちたくない