バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第一の人生】91の章

*登場人物*

・萬里→主婦!(K美の相談に付き合って、心身共に疲れ切っている。)

・K美→萬里中学生の頃からの友人(不倫→妊娠→略奪婚→夫の浮気→別居→離婚に向けて→その最中に男遊び)

・ノっちゃん→萬里小学生の頃からの友人、K美とは中学が一緒(法律や医療に精通。頼りになる幼馴染。K美の件にも中に入ってもらってる)

 

 

萬里は

K夫と初めて会った日から ずっと体調が悪い

元々

体調が良い時なんか

ないんだけど 何とも言えない

今までの体調不良に 輪をかけたような 疲れとダルさ、

とにかく通常生活が

苦になるほどの具合の悪さ

 

その上

K美とのやり取り自体も ストレスで苦痛になってきた

ノっちゃんには

離婚に向けての 相談や段取りを 直接K美とのやり取りで 頼んでいた

 

ノっちゃんは

あくまで好意で ボランティアだ

あまりにも

体力・気力共に 消耗が激しかったので ノっちゃんには

萬里も甘えていたが

 

萬里の状態の酷さを ノっちゃんは見かねて

ノ「この件は

私に丸投げしていいよ。」

と言ってくれた

萬里が持ちかけた

面倒なトラブルだけど ノっちゃんは常に冷静で的確な 対応をしてくれているので 安心して丸投げしてしまった

 

K美は

萬里がいちいち怒るから 正直に話していない事も 沢山あったはず

もうK美と

会うのはやめて チャットでの

やり取りのみに完全に限定していた

 

K美「ボーカル男とは 時々会ってるっちゃん、 やっぱり私は特別だって

言ってくれる。」

 

萬里「もう

いい加減にしたら? あんたみたいに

すぐヤレる女を 特別扱いするはずがないやん! 仮に本当に

あんたが特別だとしたら その男も最低レベルの男やね!」

 

K美「なんでそこまで言うと?」

 

萬里「もうね、

あんたと一緒におっても つまらんし あんたの悩みに

真剣に付き合うのもキツイと!

どんなに一生懸命になっても あんたは結局自分で 流れを壊して また泣きついてくる の繰り返しやん!! あんたみたいなイカれた女と 同等にはもう付き合いきらん!!!」

 

K美「私だって色々考えてる 私は私なりに頑張ってるつもり。 私の人生にとやかく

言われたくない!」

 

あ~ぁ、

ついに言っちゃた~

言っちゃいけない事

言っちゃった〜

 

萬里「色々考えて

頑張って出した結果が

このザマやろ?

 

そんなに利口で 考える頭もあるし とやかく言われたくないってんなら 萬里にもう二度と相談も 連絡もしてこんで!!!

 

周囲からも

あんたみたいなのと

同等の人間に見られたくないし!

ただ子供達だけは

不幸にならんようにしてやってよ! これからは自分の考えで 自分の足で歩きなさい。

萬里とはもう別の世界の人間 と思って、

一切連絡してこんで!」

 

K美「なにもそこまで 言わなくても・・・。」

 

萬里「それが今

自分が吐いた言葉、 やった事の責任は自分で取って あとは、自分の足で歩けばいい。 萬里にはもう 一生かかわらんでね、

さようなら。」

 

萬里が萬里の人生の中で 救いようがない人間と認め

自ら人の縁を切ろうと

思った他人(友達)は唯一この女

K美だけゆう★