【第一の人生】97の章
＊登場人物＊
・萬里→主婦だけど、身体悪すぎて心療内科に通ってる（医者に不安を話したらブチギレされた）
心療内科にて、
まさか不安を話して
医者にキレられるとは
先生「私には私のやり方がある。
気に入らなければ
自分の好きにすればいい。 私も暇なわけじゃないんでね。」
萬里も若干カチンと来てる
ここで怯む訳にはいかん
萬里「薬って最長1ヵ月分は 出せるんですよね？
子供も小さいし
預けて来てるから
時間に余裕があるわけでもないし
予約を入れて来て
毎週待たされるのにも
困ってます。
できるなら ちょっと長めに出して もらえませんか？」
先生「あー、
わかったわかった。 じゃ、ここで次の予約は
入れないって事やね？ はいはい、
1ヵ月分出しときます。 で、その後の予約は
どうするんです？」
萬里「来たくなったら こちらから電話するって事 でもいいですか？」
先生「はいはい、
そうしたいなら
それでいいです。
じゃ終わりです。
患者はいっぱい
待ってるんだから
早く出てってください！」
医者も人間
だけどあまりにも印象悪い 患者は皆
この診察に納得してるのか？
症状話して
チャッチャと済ませて
薬さえもらえればいいから
来てるのか？
この状況で
腹が立つ萬里は
やはり正常だ
ホントの精神疾患の人は
判断能力も落ちたりして
先生の言いなりに
なってしまうんだろうか？
心療内科に通うような人は 人として見れないのかな･･･
でも、一番困っていた 過呼吸発作の薬と 睡眠導入剤だけは非常に助かった
過呼吸が病院に行くような 病気だとは思わず
過ごしてきてたもんな
思い起こせば
過呼吸歴は10年
発作時の対処として
紙袋をバッグに携帯
台所、寝室と あちこちに設置してしてたから
それが薬で
即時対応できるのは助かる
どの症状も病院で原因が わからないものは 結局『ストレスが原因』 『自律神経失調症』
など曖昧なもので
終わらせられたりもする
そういえばK美も 『自律神経失調症』を 主張していたわ･･･
心療内科のイメージが 悪くなってしまった あの先生の対応以来、
心療内科は萬里の不具合を
治すための場所ではないな
と判断した
この不具合の嵐
いつも原因不明だし
毎回違う箇所に
痛みも突然現れたりするし
頭の中で声が聞こえたり
目の前に何かが飛んだり
頭痛はしょっちゅう
いっそ病名がついてしまえば
コレは思い込みで
妄想、幻聴、幻覚と
萬里の中で
納得できたかもしれない
萬里が抱える
あらゆる不具合は
内科でもない
耳鼻科でもない
婦人科でもない
心療内科でも鍼治療でも
改善しない物だということが 決定付けられた
それからも 無駄なあがきとは思いつつ まだやったことのない 治療法を探したり サプリメントを色々飲んでみたり 試してはみたけど
金銭的にも 限界が近づいていた
もうやり尽くした感が 萬里の気持ちを落ち込ませる
そして
原因は現実のものではない
ということを認めなければ
いけないのかな･･･
とも考えてしまったり
「やっぱり、一生 この身体のまま過ごさないと いけないのかな･･･。 霊達の影響なら その対処できる人を 探すしかないのかな･･･。」
村さんに連絡すれば 済む事なのだけど もう、度々頼るのも 心苦しくも思うし 小さい子供を連れて
鹿児島まで行くもの くたびれる
娘を産む前のように
キツイからと言って
何ヶ月も寝込む訳にもいかない
近くでいつでも行けるような お寺やお尋ね所などないもんか 新たに探そうかな･･･
これまでお世話に なった方々の能力レベルが 分かるようになっていた萬里
騙された事もあるし
かつての能力を持つという方々が 近くに存在するからといって
何年も顔を合わす事も
連絡する事もなく過ごして来たし
村さん以外は 今更頼る気には なれない人達なので あえて除外
萬里のこの身体の不具合が
見えない何かのせいだったとしても
未だに何かのせいにしたくない
自分も居る
連絡は長いことしてないけど
今でも確信もって言える これまで出会った能力者の中でも 『村さんは誰よりもすごい、
人としても優れている 隠れた本物の能力者だ。』
善良で優しい人だからこそ、
今は萬里の私事で
しょっちゅう手間を
取らせたくない気持ちが強い
だって、他の人に比べると
萬里は絶対手のかかる
めんどくさいヤツなはずだから
