バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第二の人生】10の章

*登場人物*

・萬里→主婦で主人公。本物能力者に出会えたけど、秘密が多いのでいつか聞けるつもりで気長にやってく(氣の勉強会参加中)

・サクヤさん→氣導術の先生。H氏を紹介してくれた。住んでるマンションが一緒なので、H氏が来るときに合わせてお邪魔しようかと。

 

 

サクヤさん「今日は

どんなことするのか

体験する程度でね。

回重ねたら

色々わかってくるよ。

抱えてるマイナスな事を

ガス抜きして

良いエネルギーを

循環させるようなもんだから

今日はぐっすり眠れるよ。」

 

だといいなぁ・・・。

 

この後は治療会

 

氣の勉強をしてきた人達は

人を癒すことも学んでいた

お互いが身体を

治療しあう事で

氣を回す事ができるらしく

人と人が触れて

氣を回すとお互いの

氣の浄化ができるという事

 

この方法も

習いたい方は萬道研究会に

ご連絡下さい(笑)

 

技術だけでなく

物事の道理や

目で見える事だけが

真実ではないこと

色々と学ぶことが出来た

 

やっぱり沖縄での

氣の教室は『催眠術』だった

ということにも

確信を持った

 

その指導をしていた

福岡の先生や

大分の整骨院のうっち先生が

全国を飛び回り

人の身体に触れたり

氣を入れ込んだりとか

よく考えたら

とても恐ろしい

 

どの世界にも

詐欺師みたいな人は

居るもんだ

 

いや、もしかしたら

本人は「そうだ!」

「自分はすごい人なんだ!」

と思い込んでしまって

それを広めてしまっている

のかもしれない

 

この日の憑き物が落ちて

H氏と普通に眼を合わせて

話すことができる

 

クリアな状態なら

H氏から

色々と知らない世界の話を

聞くことはとてもおもしろい

 

今までこんなに

身近な感じで関われた

本物の能力者は居なかった

 

ただ含みのある話し方

質問に対しハッキリ答えがでない

もどかしさはずっとある

 

萬里はH氏に対して

すでに信頼を置いているが

なぜかH氏から微妙に

距離を置かれてる気が

せんでもない

 

H氏とは時々会えた時に

話ができればいいや

H氏の話の中から

萬里なりに答えを

出していこうと思う

 

H氏サクヤさんの自宅へも

仕事帰りによく来ていると

聞いていた

 

サクヤさんとは

同じマンションなので

そのチャンスを狙って

いつか行こうと企んでいた

 

氣の勉強会から

帰った後もまたすぐに

何かが傍に居る気がしていた

 

『なんかもう、

飽き飽きする』

 

自分の意識を

支配されるかされないか

を萬里の中での

ヤバい度基準にしていたので

 

萬里の基準としては

『まだまだ、大丈夫』の範囲

 

でも、H氏からは

早めに言ってくれって

言われてたし・・・

 

そういえば

H氏に聞き忘れてたことが

もう一つあった!

 

今度H氏サクヤさんちに

来たら

呼んでもらおう!と思い

サクヤさんに連絡をくれるように

お願いした

 

それから

その時が来るまで

何かが居るのは

気のせいで過ごし

普通に生活をする

 

12週間経ったころか

電話があり

サクヤさん「今日

仕事終わったら

H氏来るってよ、

萬里ちゃんもおいで~。」

 

萬里「わかりました!

家のこと済ませたら

行きます!!!

 

主婦は何があろうと

家事を疎かにしないのである

( ̄^ ̄)