バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

八瀬童子

玉です(^-^)

 

「八瀬童子」という集団が、ここ1000年ぐらい、天皇家に仕えており、一説には、鬼の子孫とも言われます。

 

比叡山の麓にある八瀬という村の住人ですが、南北朝時代後醍醐天皇都落ちする際、それを助けたそうです。

 

それ以来、その功績を認められ、事あるごとに天皇家に重用された人々です。

 

髷を結わず、髪を伸ばし、童子のような格好だったそうですが、主に護衛みたいなことをしたり、天皇や皇后が行幸する際に輿を担いだり、葬儀の際に棺を担いだりしていました。

 

なぜか、八瀬村だけは税を免除されており、一時期は疎遠だったものの、明治から大正あたりにまた復活しています。

 

最近は、子孫はいるようですが、おそらく機能はしていないかと思います。

 

昔の公家や武家、今で言う役人や宮内庁などの他に、それに関係なく、長年にわたり天皇家に仕える村がある。

 

面白い一族だなぁと思います。

 

その村にしか通じない掟や慣習があるかと思うと、なんだかワクワクしますね(笑)