バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第三の人生】48の章

*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。自分に前世が見えていたことに気付き、見ることにどんな意味があるのかを知った。

・H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)淡々とおかしな話をする、自称萬里の下僕。

 

 

 

萬里「K美の

今世での行いを

見てきた限り 男に対する執着心は

ハンパじゃなかったです。 女郎だとすると

今世の行動は そこから何か持ち越してるって

ことですよね?」

 

H氏「そうですね~。」

 

萬里「でもですよ! 伝える必要が

あるとしても 本人に言うとしたら

『武士でしたよ!』 『貴族でしたよ!』

『巫女さんでしたよ!』 と同じように

『女郎でしたよ!』 とか普通に言えないですよね?!

 

H氏「そこは~

物は言いようですよ!」

 

萬里「え~!

女郎は女郎でしょ?」

 

H氏「ほら、

色々あるじゃないですか~ 遊女とか花魁とか、

そっちの方が 聞こえはいいでしょ?」

 

萬里「ん~、

そんな高級な感じでは なかったですけど~。 ソフトにカバーした

言い方でもいいんですね?」

 

H氏「必ず

ストレートに伝える必要が あるわけではないです。 例えば前世で自殺した方は 今世も同じ年の頃に

同じような方向(状況)に 向かいます。 だけど、今

目の前にいる人に 『あなた自殺しますよ!』

とは言えません。 転生のたびに

自殺を止めることが

できなかった イコールその人の課題は

『自殺しないこと』 なので、私達がやるべきことは そうならないように

課題をこなせるよう 導くということです。」

 

萬里「ん~、課題かぁ。 映像から伝えるべき課題を

拾うってのが難しい・・・。 まぁ、K美に関しては 今後関わるつもりもないので 伝える機会もないですけど。 それにアイツの場合

花魁なんか言うたら 逆に喜びそうだし。 言う価値もないけど K美の映像から意味するものを なんとなく解釈する

練習とします。」

 

前世とか興味本位でしか

考えてなかったけど

なかなか重たい意味があったんだな

 

と思った出来事。

 

やっぱりお役目多すぎると

感じる今日この頃・・・

 

(。-_-。)