バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第三の人生】50の章

*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。ずーーーっと、常々、たくさんの疑問を持ち続ける。答えが出るのは明日?5年後?10年後?

 

 

日頃から疑問は

たくさんある

H氏に尋ねても

ほぼ答えてもらえず 返ってくる言葉は 「度々気になることは

いつか答えが出ます。」

その答えが出るまでに

数日ということは珍しく、

数カ月数年という場合も多い

また懐かしのK美

の話に繋がるんだけど あのころ一つ

残っていた疑問があった

K美はいつも

『山○町』に住みたい!

『山○町』がいい! とその地にこだわりがあった

最所の彼氏と

一緒に住んでいたのも 山○町

子供の保育園や

仕事場が近い訳でもないのに 山○町

山○町に住むことが

K美の当たり前だった

なぜ山○町なのか?

その疑問に対して

山○町の歴史については

人伝いで ある程度答えが出ていた

『山○町』は

2号さんの町だった

ということ

K美が女郎をやっていた

ことを考えると 一生一番になれない女が

その地に惹かれるのは 元々住んでいた町

だからなのかもしれない と思った

今の疑問を解決するには その地の歴史や

情報を手に入れないと 分からないことも多い

元々歴史嫌いで

避けていた萬里が 大人になって今更

勉強させられるという

結果になっている

K美の前世を知ったとき 同時に抱えた疑問が 『なぜ山○町が

2号さんの町なんだろう?』

『そこにある』ということは 車もない時代ならば

そう遠くない場所に 『廓』が

あるはずなんだけど・・・

市内で現在

名残があるのは

有名な『花○駅周辺』くらい

他には確認したことも

噂を聞いたこともない この疑問に対しては

ずっと答えが出ずに

いたんだけど

 

何年も経て 思いがけなく

先々週答えが出たっ!!!

 

((((;゚Д゚)))))))