バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第三の人生】83の章

*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。遠隔対応というものを試みますが、電話やメールでの対応ってまどろっこしくて難しい

・モミちゃん→女子プロスポーツ選手。今日も何か憑いてるんだけど・・・画伯の画力に頼るしかない。

 

モミちゃんに

今憑いている

霊の正体が

なかなか掴めない

 

ただ純粋な思い残し

とかでないのは確か

今までにない嫌な感覚

 

モミ「昨晩瀧琥

来てくれたんですよね?

それから余計に

おかしい感じが

するんですけど

気のせいでしょうか?」

 

萬里「いや、

瀧琥が行ったことで

何かしらの刺激を

与えたのは

間違い無いと思う。

 

モミちゃん、

絵は描けそうじゃない?」

 

モミ「そうですね!

ちょっと描いてみます!」

 

念を押すが

モミちゃんは

絵心があるわけでは無い

 

だけど、萬里と出会って

しばらくこんなやりとりが

続き初めてから

筆をとると

見えてるようで

見えてない部分まで

描くことが

できるようになった

 

ほんと不思議

 

萬里「どんな絵描けた?」

 

モミ「怖いんですけど」

っつって

画像送ってきた

 

まるでカオナシ

((((;゚Д゚)))))))

 

真っ黒な姿に

白抜きの目

 

萬里「これ人なの?!」

 

モミ「はい、

うごめいてるので

人だと思います。

さっきまで座ってたのに

今は私の後ろに

立ってるんですよぉ

((((;゚Д゚)))))))」

 

萬里「何それ

怖い((((;゚Д゚)))))))」

 

モミ「構うな!

って言葉が聞こえます。」

 

萬里「なんかやっぱり

良いもんじゃ

無いみたいやね。」

 

萬里は飲み屋時代の

オーナーに憑いていた

悪くて怖い坊さんを思い出した

 

このままでは

モミちゃんの心身や

生活が危うい

 

萬里「私

遠隔対応試みてみるから

ちょっと待っててね。」

 

モミ「はい。

私はどうすれば良いですか?」

 

萬里「逐一見えたものを

絵に描いてみて。」

 

モミ「わかりました!」

遠隔対応と言っても

モミちゃんを通して

霊に話しかけるだけ

萬里は対話で供養をする

 

もちろん声には出さない

心の中(頭の中?)で

話しかけてみる

 

萬里『あなたは

なぜそこに居るのですか?

どんな思い残しが

あるのですか?』

 

霊『俺に構うな!』

 

萬里『いや、

構うなって。

構わなくて良いなら

構いませんけど

あなた人の身体

取ろうとしてますよね?

そういうの

見過ごすわけには

いかんのですよ。

その子(モミちゃん)

萬里の友達なんだから。』

 

霊『友達?

知るかそんなもんっ!』

 

なに?口が悪い

(-_-)

下手に出てりゃ

調子乗りやがって

😤