バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第四の人生】15の章

*登場人物*

・萬里→主婦でお役目持ち。ナコちゃんのお尋ね受け中、次々と出てくるなぁ。

・ナコちゃん→友達のママ友。かなりこじらせてる感じがする。

 

 

萬里のおじさん化の原因は

はっきりわからないまま進めていく

 

萬里「ナコちゃん、

萬里は犬並みに鼻が利くんよ!

人がわからないニオイも

嗅ぎ分けるその萬里が

大丈夫って言ってるから大丈夫!

臭くない!」

 

ナコ「そうなんですかね・・・。

何においても自信がないんです。」

 

萬里「自信はなくても

普通の生活がこなせれば

問題ないわけやし。

逆にみんながナコちゃんに

注目するほど目立ってるのかって

いったらそういう訳でもないでしょ?

普通に地道に仕事をしてる人に

変な言いがかりつける人が

いたとしたらそれは

仕事のできるナコちゃんを

羨ましいと思ってるからよ!」

 

ナコ「そうなんですかね・・・。

私そんなに仕事できるわけでも

ないんですけど真面目にはやってます。」

 

萬里「十分でしょ!

こんな言い方したら

失礼かもしれないけど

みんながナコちゃんに

注目してると思うのは

ある意味自意識過剰とも

言えるからね。」

 

ナコ「そうですよねw」

 

あ、少し笑った(´∀`)

 

と思うと次の相談

 

ナコ「旦那が浮気してると思うんです。」

 

萬里「何か決定的なことがあったん?」

 

ナコ「いえ、これというのは

ないんですけど、

怪しいことはありました。」

 

萬里「どんなこと?」

 

ナコ「女の子の名刺が

出てきたんです。」

 

萬里「それって、

上着のポケットから

とかっていうパターン?」

 

ナコ「はい、そうです。」

 

萬里「萬里、

昔飲み屋にいたんだけどね

名刺はどこででも

配るもんだから

持ってても浮気だとは

断定できないよ?

逆にやましかったら

名刺は持って帰らない。」

 

ナコ「でも、風俗も

行ってるみたいだし。」

 

萬里「風俗にハマって

生活費をくれないとか

何か支障が出てると?」

 

ナコ「いえ、

そういうことはないんですけど、

浮気じゃないですか?!」

 

萬里「飲み屋の名刺だけで

何で風俗行ってるのがわかったと?」

 

ナコ「車のメーターと

帰宅までの時間で・・・。」

 

萬里「どういうこと?!」

 

ナコ「旦那が飲み会だという日に

帰ってくる時間が遅かったんです。

今から友達送って帰る!って

行ってから二時間も

帰って来なかったんですよ?!

どんなに友達送ったとしても

一時間もあれば普通帰って来れる

距離なんですよ!

怪しいと思ってたから

車のメーターも確認してたんです、

距離もそんなに伸びてなかったし

どこかに停めてたとしか

考えられないんです。」

 

萬里「では、その時間に

風俗に行ってたと睨んでるんやね?」

 

ナコ「そうです、

だって絶対そうとしか考えられない!」

 

萬里「ごめん、萬里の中では

お金払って行く風俗は

浮気には入らない。

行ってること自体は

確かに嫌だけど

風俗嬢はお金もらってやってる

仕事だから割り切ってるし、

彼女らはプロだから

お店に来た時だけのお客様。

変に素人女性と何かある方が

浮気としては

問題が大きいと思うんよ。」

 

飲み屋時代に

風俗嬢のお姉さん方とも

お付き合いあったけど

彼女らの話を聞いてると

さすがプロ!

と感心する話が多かった、

普通の人よりもきちんと

病院へ検査も行くし

不具合を放置しない。

客とは店の外では絶対会わない

その他諸々普通に遊んでる子より

確実に安全

 

まぁ、例外もいるのかも

しれないけど

萬里には真似できない仕事だし

風俗があるおかげで

性犯罪が少しは軽減できてる

のかもしれないとも思う

 

自分にできないことを

やってる人は皆尊敬に値する

そう思うと軽々しく

風俗嬢ってバカにはできなくて・・・