バンリの箱庭

あの世とこの世とその狭間:萬道研究会

【第一の人生】95の章

*登場人物*

・萬里→主婦なんだけど、K美の件以来、身体の調子が人生最悪(勇気を出して心療内科に通い始めた)

 

 

翌週は診断結果と その内容に沿って

薬の処方を決めていく

ためのヒアリング

 

しかし 予約を入れていたにもかかわらず 萬里の順番が回ってきたのは 予約時間の30分後

 

初診の時に 回答したマークシートの 診断結果は 『正常』

 

私は病気だ! 病気でありたい! という考えを持つ人ほど どうも正常なようだ

心身の異常に関しては

特に病名は無いものの やはり医者なので 投薬で対応する

 

そして、この心療内科

今日診察をしたら

そのまま先生に直接 来週の予約を入れるという システム

 

他の病院が どんなやり方なのかは 分からないが 医者に『こうだ!』と 言われれば従うしかない

 

初診ではある程度の

悩みや症状を伝えたが、 その後の診察は毎回 症状の変化のみを聞かれ

先生と話す時間は

ほんの数分で終わる

症状を言えば言うほど

薬が増えていく

 

自分が何の病気かも

分からないまま

大量に出される薬 それにどんな効果があるのか?

その内容は

よく分からない状態のまま

それに、

看護師さんから案内されるままに 波の音が聞こえ

ゆらゆら揺れる

ラクゼーション的な機械に

乗せられるんだけど それに対しても説明は特になく この機械は実費だという事で 診察料に1000円上乗せされる

 

患者は意外とスーツを着た サラリーマン風の人や

学生さんや奥様方

パッと見では

どこが悪いのか

分からない人達ばかり

予約を入れている

のにも関わらず

来るたびに

待たされる時間が

長くなっている、

13時に予約して 診察室へ入ったのが 15時だったこともある

 

娘は小さいし、

預けてるから

早く帰らないといけない でも予定通りに

帰ることができない そして 何に効いてるのか

自分にどう必要なのか

よくわからない薬

精神科系の薬は通常の物より すごく高い

診断では『鬱』ではない

と確定的に言われたし  

薬を真面目には飲んでるけど

特に何の変化もない

 

コレって本当に

薬飲んでれば

どうにかなるもんなの?

週一での通院が当たり前 毎回5000円以上

状態を聞いて処方箋書く 先生は萬里の話を

ジックリしっかり

聞いてくれるわけではない

薬を出すためだけの問診のみ

 

待合室にたくさん居る

どこが悪いのか分からない

どう見ても普通の

患者さん達って

もしかして

薬をもらうため

だけに来てんのかな?

 

何のために行くのか いつまで薬を飲めばいいのか せめて2週間おきとか 1ヵ月おきとか にはできないのだろうか

 

通院する事により

疑問が頭ん中グルグルして 逆に不安が増えてきた

心療内科って

そういうものだろう

ずっと言いなりになっていたが こんな不安を

和らげてくれるのも

心療内科なのではないか?

 

このままじゃ

また精神的にやられて

きっと症状ばかりが

増えてしまうに違いない

 

やっぱり今度の受診で

先生には

症状や経過だけでなく

不安をきちんと伝えてみよう